
2025年6月26日
ー 能登の伝統「揚げ浜式製塩」を守る2団体へ ー
6月11日、珠洲市役所を訪れ、「311星空プロジェクト×チャリティフーディ」で集まった寄付金の目録を、金田副市長へ直接お渡ししてきました。
今回の寄付先は、事前にお知らせしていた「のとFOOD Studies」と、現地訪問を通じて支援を決めた「奥能登塩田村」の2団体とさせていただきました。どちらも能登の伝統である「揚げ浜式製塩」を守る団体です。
そのうち「のとFOOD Studies」代表 中巳出理 様から、心のこもったお礼のメッセージが届きました。許可をいただいた上で、以下に全文ご紹介させていただきます。
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このたびは、震災と豪雨により甚大な被害を受けた私たちの塩田に、心温まるご支援を賜り、
本当にありがとうございました。
東日本大震災で被災された皆様からのご厚意に、言葉では言い尽くせぬ感動と感謝の気持ちでいっぱいです。
困難な経験を乗り越えられた皆様だからこそ、私たちの今の痛みに寄り添い、
手を差し伸べてくださったのだと感じております。
能登の塩田は、先人たちが守り続けてきた揚げ浜式製塩という日本の伝統文化の象徴であり、地域の誇りです。
伊達藩は1605年の慶長の大地震で津波で浸水した地域を塩田として開発、製塩業という復興事業を進め
いち早く復興を推進されたとの事。そして、江戸時代に塩を専売制にしていた伊達藩と加賀藩の二藩とのことで
塩つくり携わる私達にとって、とても縁が深く塩竃の鹽竈神社にも参拝させていただきました。
今回、私ども塩田の復興のためのご寄付頂いたことにも不思議なご縁を感じております。
皆様のご支援は、単なる物質的な支えにとどまらず、私たちの心を励まし、再び歩き出す力を与えてくれました。
皆様のお気持ちに恥じぬよう、復旧・復興に努め、未来へとつながる塩作りを守り伝えてまいります。
心よりお礼申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
中巳出 理 拝
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私たちがチャリティフーディを通して伝えたかったこと「被災地とともにある」という思いが、確かに届いたと実感できる、あたたかな言葉に胸が熱くなりました。
今回の「311星空プロジェクト× チャリティフーディ」にご賛同くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

【寄付先】
▶︎のとFOOD Studies
▶︎奥能登塩田村